南極物語

小瀬日記のほうは、名作らくがき帳に追加と、犬の練習帳に友人の犬にご協力いただきました。

また、こちらのブログのほうですが、時々独り言のように書いているマイナーな話の記事がたまってきたのでカテゴリー欄に整理してみました。 自分で読み返したり記録しておくために便利なので、また時々マイナーな話を書いていきたいです。

先日アマゾンで古本を初めて買ってみました。
映画「南極物語」の名優の写真集です。こんな本があったとは知らなかったので、うれしい驚きでした。きれいで価格も数百円とお買い得でした。買ってみてよかったです。

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当時一番好きだったリーダー犬のリキ。かっこいいです。子供の頃飼っていた犬はこの影響でリキといいました。
このリキはハスキー犬だそうですが、ディズニーの南極物語のようないかにも西洋のハスキー犬という犬ではなく、日本的な樺太犬に近い犬を探すのに苦労したそうです。
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主役のタロと
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ジロです。
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この二匹は役の上だけではなく実際血がつながっているそうです。実際のタロとジロが黒い長毛の樺太犬だったため、同じような犬を探すのには大変だったようです。

シェパードのようなデリー
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川上犬にもちょっと似ているジャック
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など、映画ではいろんな犬が演じていました。
実話を映画化した南極物語ですが、撮影当時、本物の樺太犬はほとんど絶滅に近かったそうです。
そこでエスキモーなどの人たちの飼っていた犬やそりを引いて働いていた犬を集めて、なるべく日本的な雰囲気のあるハスキー犬やエスキモー犬をさがしたそうです。
タロはちゃんと飼い主がいて可愛がられていたそうですが、それ以外の犬は現地の集落につながれていた労働犬をスタッフが買い取ったようです。出ている犬はきっとタレント犬だと思っていたので、これは意外でした。
南極での撮影、マイナス40度という中なので普通の映画オーディションのような選び方ではなく、現地の丈夫な野性的な犬たちが選ばれたんでしょうね。
撮影後はみんな北海道などで一般家庭に引き取られて過ごしたそうで、働いているより幸せだったかもしれません。
日本犬シリーズでも樺太犬は描いて見なかったなあ・・・と思ったりしました。
資料が少なそうだし、統一したイメージがないので難しそうです。

子供の頃以来のタロとジロ、リキたちの写真が見られてうれしかったです。売ってくれた方、ありがとうございました。

更新&三波春夫全集

小瀬日記のほうは日本犬シリーズの甲斐犬と山陰柴犬を少し描き直しました。あわせて、Tシャツのほうも訂正しました。例によって自己満足ですが少しシルエットが凛々しくなりました(笑)

ところで、またマイナーなことですが三波春夫全集を持っています。一時期なぜか浪曲に興味があってレンタル屋で借りたのです。久しぶりに聴き返してしまいました。

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①一本刀土俵入り ②出世佐渡情話 ③頑固親父の浪花節 ④大利根無情 ⑤桃中軒雲右ェ門 
⑥丼音頭 ⑦東京五輪音頭 ⑧船形さんよ ⑨任侠虎造ぶし 
さて、みなさんはいくつ分かったかな?(知らないよ・・・

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浪曲はせりふが面白いですねえ。三波春夫は最近は島津亜矢などカバーしていますが、そういえば島津さんもいつか紅白に出れたらいいのに・・なんて思いつつ地味に応援しています。

宮沢賢治のこと

中学高校くらいから宮沢賢治が好きでした。
今までも岡村孝子、みんなのうた、漢文、山頭火、さだまさしなど時々マイナーな話を勝手に書いていましたが、
今回は宮沢賢治を勝手にまとめたいと思います。

思えば一番初めに賢治を知ったのは子供のころ見ていた「六三四の剣」のアニメでした。
六三四君は岩手の出身だったので、話の中で「春と修羅」の一節が出てきて、子供心になんだか心にしみたのでした。

二番目の出会いはレンタルビデオ屋さんで初めて借りたビデオが「銀河鉄道の夜」だったことでした。宮沢賢治で有名なますむらひろしのネコ絵のアニメ化で、途中何度か眠りそうになりつつも不思議と面白いと思ったのでした。

その後、童話集も一通り読みましたが、一番好きだったのはやはり賢治の詩です。
そんなわけで、また勝手にベスト3をランキングしていきたいと思います。(宮沢賢治の詩の世界参照)

第3位
告別」です。
おまえのバスの三連音が・・・というやつです。
特に好きな部分は、
「すべての才や力や材というものは  ひとにとどまるものでない  ひとさへひとにとどまらぬ 」
「なぜならおれは すこしぐらいの仕事ができて そいつに腰をかけてるやうな そんな多数をいちばんいやにおもうのだ 」
という部分です。
賢治が教師を辞めるときに生徒たちに向けて言いたかった詩だということで、送る言葉としては結構厳しい内容です。賢治ってカトリのアッキさんみたいなところがあるなあ・・と思うんですが、
だいたい生徒たちは貧しい農家の息子で、本を読んだり、勉強したり、絵を描いたり、音楽を習ったりなんていうのは道楽で、とてもじゃないけどそんな余裕はないし必要ない、と思われていた状況です。でも賢治はそれでも、それだからこそ、生徒たちに勉強や文化にふれてほしい、世間で道楽といわれていることを諦めないでほしいと思ったのだと思います。
理想・・きれいごと・・と言われても仕方がないくらいの高い精神、これから人生を生きていく若い生徒たちに賢治が言いたかった厳しくも力強い激励だったんでしょうね。

第2位
稲作挿話」です。
あすこの田はねえ・・というやつです。
特に好きな部分は、
「これからの本当の勉強はねえ テニスをしながら商売の先生から義理で教わることでないんだ きみのようにさ 吹雪やわずかの仕事のひまで 泣きながら からだに刻んでいく勉強が まもなくぐんぐん強い芽をふいて どこまでのびるかわからない それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ」
という部分です。
これは高校時代ずぶん感動したものでした。繰り返し呼んでは涙したものです。じ~ん
私は別に苦学生というわけではなかったですが、アッキさんとカトリのワンシーンのように、働きながら勉強をしている生徒への言葉が良かったですね。そうかー、泣きながらした勉強は、どこまでのびるか分からないのか~と思って励まされました。勉強は苦しい、でも学ぶことって楽しい。学生時代に読んだのでとくに感慨深かったです。

そして第1位は!
春と修羅」です。
う~ん、迷いましたが、やっぱり1位はこれですかね。
好きな部分は、
「いかりのにがさまた青さ 四月の気層のひかりの底を 唾(つばき)し はぎしりゆききする おれはひとりの修羅なのだ 」
「まことのことばはうしなわれ 雲はちぎれてそらをとぶ ああかがやきの四月の底を はぎしり燃えてゆききする おれはひとりの修羅なのだ 」
「まことのことばはここになく 修羅のなみだはつちにふる」
というところです。
六三四の剣で六三四君も読んだ詩です。賢治の詩の中でも特にわけが分からない詩と思われていそうですが、人気もある詩だと思います。
意味は分からないところも多いです。でも読んだ当時はすごく感動しました。
賢治の詩っていうのは難しい言葉がいっぱいでわけが分からないと言われていますが、実際そうですし、賢治自身もわけが分からないと言っています。でも詩っていうのはそれぞれの人がなんとなく味わえばいいものなので、そうしています。

この詩には、とにかく修羅(賢治)の青を感じます。澄み切った空の青でもありますし、ガスバーナーの炎のような静かに熱く燃える心の青でもあります。
「誠のこと」がないことに、歯ぎしりして怒り、涙して悔しがっている修羅は、青年賢治の世の中に対する思いにもつながっているはずです。青春という言葉があるように、春と修羅には澄んだ熱い思いを感じます。

私が愛読していたのは白凰社の宮沢賢治詩集でしたが、今はもう絶版です。
賢治の詩集はいろいろ出ていますが、ふりがながないものがとにかく多い
白凰社のものはふりがなつきだったのでとても良かったです。詩は音で楽しむものでもあるので、読み間違えると雰囲気変わってしまいますから、ちゃんとつけてほしいなあと思います。

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あと、以前にも書きましたが詩ではないけれど賢治の手紙の一説も好きなのでついでに書き留めておきます。風の中を自由に歩けるとか・・・ってやつです。

あなたがいろいろ思い出して書かれたようなことは
最早二度とできそうもありませんが
それに代わることはきっとやる積もりで
毎日やっきとなっております。
しかも心持ばかり焦って
つまずいてばかりいるような訳です。 
 私のこういう惨めな失敗はただもう今日の時代一般の
大きな病「慢」というものの一支流に
過って身を加えたことに原因します。
わずかばかりの才能とか、器量とか、身分とか財産とかいうものが、
何かじぶんのからだについたものででもあるかと思い、
自分の仕事を卑しみ、同輩を嘲り、
いまどこからかじぶんを
所謂社会の高みへ引き上げにくるものがあるように思い、
空想をのみ生活して却って完全な現在の生活をば味わうこともせず、
幾年かが空しく過ぎて、漸く自分の築いていた蜃気楼の消えるのを見ては、
ただもう人を怒り世間を憤り、
従って師友を失い憂悶病を得るといったような順序です。
あなたは賢いしこういう過りはなさらないでしょうが、
しかしなんと言っても時代が時代ですから充分にご戒心ください。
風の中を自由に歩けるとか、
はっきりした声で何時間も話ができるとか、
自分の兄弟のために何円かを手伝えるとかいうようなことは、
できないものから見れば神の業にも等しいものです。
そんなことはもう人間の当然の権利だなどという考えでは、
本気に観察した世界の実際と余り遠いものです。
どうか、今のご生活を大切にお護り下さい。
上のそらでなしに、しっかり落ちついて、
一時の感激や興奮を避け、楽しめるものは楽しみ、
苦しまなければならないものは苦しんで生きていきましょう。

いろいろ生意気なことを書きました。病苦に免じて赦してください。
それでも今年は心配したようでなしに作もよくて、
実にお互い心強いではありませんか。
また―書きます。

さだまさしの歌

ちょっとさだまさしのことを思い出しついでに、久しぶりにさだまさしを集めたテープを聴いてみました。
このブログでは過去にもときどきマイナーな話(山頭火、岡村孝子、みんなのうたなど・・・)を語っていますが、今回はさだまさしのコレクションについて勝手に書きたいと思います。私がさだまさしを主に聴いていたのは、なぜか中学、高校時代でした。友人などにも大きな声では言えない感じで、一部友人からはじじくさいという評価を受けていました。
テープ3つほどに及んださだのコレクションの中からいくつか書きますと、
雨の夜と淋しい午後は 愛を見つけた それぞれの旅 寒北斗 夢 恋愛症候群 春女苑
男は大きな河になれ 風に立つライオン 道 指定券 雨宿り もうひとつの雨宿り
理不尽 二軍投手 ナガサキCitylife ありがとう 奇跡~大きな愛のように~ 
ヨシムラ 娘へ 修羅のごとく 関白宣言 関白失脚 しあわせについて 退職の日 
望郷 北の国から 無縁坂 秋桜 案山子 ひまわり・・・など。

何年かぶりに聞いてみると、夢、奇跡~大きな愛のように~、二軍投手、風に立つライオン、案山子、退職の日、なんか当時けっこう好きだったなあ~と懐かしくなりました。退職の日なんて、なぜ中学生でじ~んときていたのか・・。

山頭火のこと

山頭火句集〈1〉 (山頭火文庫)
山頭火句集〈1〉 (山頭火文庫)
種田 山頭火

例によってまた地味な話になりますが・・・山頭火の句が好きです。
一番初めに知ったのは学校の授業で、分け入っても分け入っても青い山 というのと、すべってころんで山がひっそり というのを習ってああ、いいな~と思ったのでした。
数年後友人の家で本棚にこの山頭火句集1があるのを見つけて、借りて読んですごくいいなあと思いました。この春陽堂の句集は読みやすいし安いし、おすすめです。

友人の家になぜあったかと言うと、友人のお父さんの会社の人が退職するときに、友人のお父さんにくれたものということだった。退職時に句集を渡すなんてさすがインテリは違うな~粋だな~なんて思ったものです。でも、特に読んでいないということだったので私が欲しいと言ったのですが、そんな記念の品を当然もらえるわけはなく、自分で本屋で買ったのでした。この句集はシリーズで何冊かあり、その後深みにはまった私は4冊目まで買うことになったのでした・・・。

山頭火の句の好きなところは、山を本当に歩いた人でしか分からないような実感があるところと、さっぱり短く終わるところです。山頭火がどんな人だったのかについては良く知りません。なんだかいい家に生まれたけど酒飲みで托鉢をしながら放浪した??とか・・・?でも、句は好きです。少し上げますと、

雪へ雪ふるしづけさにをる

あるけば蕗のとう

ぬいてもぬいても草の執着をぬく

うつむいて石ころばかり

まことお彼岸入の彼岸花

生えて伸びて咲いている幸福

空へ若竹のなやみなし

ころり寝ころべば青空

病めば梅ぼしのあかさ

ここまでを来し水飲んで去る

わたしひとりの音させている

こころおちつけば水の音
 
あたたかい白い飯が在る

立ちどまると水音のする方へ道

やつと咲いて白い花だった

洗へば大根いよいよ白し

ひとりの火をつくる

やつぱり一人がよろしい雑草

やつぱり一人はさみしい枯草

一つあると蕗のとう二つ三つ

つるりとむげて葱の白さよ

どこでも死ねるからだで春風

寝床まで月を入れ寝るとする

ふるさとの水で腹がいっぱい
 
風が土手草すべりては目高の群を乱せり

魚は動かずれいろうの水あふれたり

まづしいくらしのいちじくうれてきた

水をよばれるすこし塩気あるうまし

ふたたびはわたらない橋のながいながい風

泊まるところがないどかりと暮れた

秋風あるいてもあるいても

朝湯のよろしさもくもくとして順番を待つ

ふまれてたんぽぽひらいてたんぽぽ

誰にも逢はない道がでこぼこ

水にそうていちにちだまってゆく

ひょいと芋が落ちていたので芋粥にする 

山頭火の句は、山のこと、水と食べ物のこと、そして一人ということをよんだ句が多い気がします。そこが好きなところかなあ。
これは私の勝手な想像ですが、もし自分が一人で山を歩いていたとしたら、やっぱり食べ物と水のことばっかり考えるかもしれません。誰にも逢わず、石ころだらけの道をうつむきながら、暑さや寒さにもうイヤになりながら、お腹がすいたとかのどが渇いたとかばっかり思うと思います。そしてたった一人で、景色や花を見てそれがきれいだと思ったりしても、それを分かち合える人はいないのです。それがとても寂しかったり、でも贅沢なような気持ちがするんじゃないでしょうか。
それに、大根て洗うとほんとに白いよな~とか、葱ってむくとほんとに白いな~とか、彼岸花ってほんとお彼岸に咲くな~とか、ふきのとうって一個あると周りにもあるよな~とか、そういう実感があるところが好きなんでしょうね。
またマニアックなことを書いてしまいました。誰も知らないようなことをたまに語りたくなってしまいます・・・。山頭火のことは普段の会話では絶対でないですからねえ・・・。
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