表現の自由かあ。

今日はちょっと、最近ネット上で見かけて気になったまじめな話題を。

表現の自由についてのサイトを見かけました。
https://hyogen.jp/?p=549

実は今回このことを、アニメ関係のツイートを追っていて巡り着きました。
辺境ブログですので読む方は少ないと思いますので、ちょっと思ったところを思うままに書かせてもらいますね。(別に、上のサイトにぜひ登録を!というつもりじゃ全くないですよ。第一、サイトの記事に普通にツイート機能などがついてるので、SNS使用者なら拡散は誰でも出来ますしね。)

日本国憲法 第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する
とあります。
前にTPPのことでも気になりましたが、最初に紹介したサイトにも書いてあるように、最近日本のマンガ、アニメ、ゲームといったコンテンツの表現の自由に関して、規制・禁止の対象になるような流れがあると聞いています。もちろんそこにはファンサイトやイラスト・小説・動画投稿サイトなどでの二次創作も関係あるわけで。
今回この表現の自由関連のサイトをツイッター上で知ったと書きましたが、ここ最近SNSを巡っていたのは、自分の好きなコンテンツがこのたび、国内外から大きな感動を呼んだので、その感想などを読みたかったからでした。



今やアニメは日本を代表する文化です。ジャパニメーションという言葉までできたのは、表現の自由に寛大だったことが大きいと思います。版権物のイラストを描く人、小説を書く人、コスプレを楽しむ人、たくさんいますよね。音楽をしている人ならそのコンテンツの曲を弾いたり歌ったりしたものを動画サイトにあげたり、ダンスで表現する人もいます。手芸などでグッズを作る人もいますね。
ありとあらゆる方面のいろんな趣味・年代の人が、それぞれのやり方で愛情を示し、大好きな気持ちを表現すること、そして権利者側がそれに寛大であったことが、ジャパニメーションがここまで進化してきた理由の一つです。そうした活動の中から、逆にプロが生まれたり、プロになってからも趣味として活動する人がいたり・・・。
外国のアニメーション会社の中には権利関係の規制がすごく厳しいものもあります。

こちらのサイトhttps://hyogen.jp/?p=549にも書かれているように、「表現の自由だからといって無制限に何でもしていいのか?」という問題は当然あると思います。
見たい人、見たくない人、見るべきでない人(未成年)の住み分けが絶対に必要ですが、このネット時代、できているとは言えない状況があります。しかしながら、ニュースで犯罪などがあるたびに、アニメや漫画やゲームや映画が悪印象になるような報道があるのは疑問を感じています。そういうものがない国=犯罪が少ない国なのか??ということは疑問です。
上のサイトにも書かれているように、「議論の落とし所」を慎重に見つけていくことが大切なのかな、と思います。
もし、あまりに悪影響があり規制する必要がある場合があったとしても、それは「その方面に十分詳しい知識を持つ人」との話し合いで決める必要があると思います。興味も知識もない人が決めてしまうと、偏見や誤解で行き過ぎた処分が下る危険もあります。もう何年も前ですが、実際そういう事件があったと記憶しています。(参考

「美味しんぼ」という漫画を昔読んでいましたが、近々最終回を迎えるとの噂もあるようです。日本全県のシリーズは未完ですが、震災がなければ完成を見られたのかな・・・という思いもありました。
13巻で捕鯨問題について取り上げていたことがあり、他人の国が作り上げてきた文化を軽んじるべきではないというようなメッセージがありました。私もそう思います。(もちろん、人種差別や迷信や無教養によって、旧時代的な非人間的な風習が続いている場合などは別です。)
個人的に、文化というのは人種、宗教、を超えるもので、人間が時間や労力をこめて作り上げてきた物だと思います。そこに形はないけれど、財産です。

だから、文化・芸術は政治から自由でなければならないのですが、まさにそこの所が、この国で表現の自由を守る政治的な意識が広がらない原因でもあるのかなーと思います。
芸術家肌な人はもともと、リベラルな感じで世情に疎いというのもあると思いますが、「政治と文化は一緒に語るのはタブー」というのもありますよね。

戦争中「のらくろ」という漫画がありましたが、音楽も絵も文学も言論もスポーツもすべての文化が政治に操られた暗黒の時代があって、その教訓から憲法21条表現の自由を守ろうとしてきたわけですよね。だから、文化は楽しむけれど、政治的な話はからませないで!というのはすごくよく分かります。自分も普段そういうタイプですから。
個人的に、「クールジャパンの名のもとに政治的なことに文化を使う」のは抵抗があります。確かに大きなイベントを通して知ってもらう意義もあるとは思いますよ。若者の支持も集めるかもしれません。
でもね、本当に愛情があるのなら、その文化が継続できる環境を保護できる地味な活動が必要です。表現の自由問題もそうでしょうし、例えばアニメ業界にしても、現場のスタッフや声優さんに富の恩恵が行かない仕組みがあり、生活が厳しいと言われています。最近、外国の今勢いのある映画会社の特集をTVで見ましたが、作業環境が断然良いと感じました。そういう地味な部分こそ改善していくべきで、派手な分かりやすいところだけに安易に利用されるのは怖いと思うのです。
特に二次元のキャラクターが関係するものはね、3次元のアーティストやスポーツ選手や俳優さんとはまた全然別で、自分の意思があるものじゃないじゃないですか。スポンサーの意向で企業コラボやCMなども民間のことや、聖地コラボで地域活性化とかならいいけど、そこに国関係の行事や政治家が関わるなら利用してほしくない。いくらクールでも。イベントのシンボルキャラとかゆるキャラとか、その活動のために開発したものとは違うと思う。そこは一線を引いてほしい。
文化は政治家だろうが一市民だろうが平等に楽しめるもので、それはどんな時も私的な個人であるべきで、そこに政治的なものが絡んでしまうと、どうしても不安を感じるというのが、正直な気持ちです。

でも、それは別としても、それ以前に、ただ単に「知らない・興味ない・難しいことは考えたくない・それどころじゃない」っていう人もすごく多いんじゃないかなあ・・と思うのです。
憲法第12条には、この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。って書いてありますが、やっぱり何もしないと大切な財産はなくなってしまうのではないか・・・と時々心配になることがあります。

言っていることが矛盾するかもしれませんが、文化と政治は完全に別であるべきで、でも「決して関係なくはない」。そこのところが、なかなか分かってもらいにくい。
スポーツとか、ミュージシャンとか、ゲームとか、なにか楽しい話をしていて、そこに時事関係の話が絡むと、「なんだよ、せっかく楽しいのに水を差さないでよ」みたいな雰囲気がね、どうしてもあると思うんです。特に10代、20代の若者にとっては。それはよく分かるんだけれど・・・でもやっぱりそう言ってると、その文化を支えてきた土台がひっくり返ってしまいかねない。

若者も今仕事とかすごく大変だし、子供も保育園なかったり、学生も大学費がなかったり、年配の人も介護問題とかね、それどころじゃないよって思いますよね。
でも、そういう忙しい厳しい日々の中で、私たちを癒してくれるもの、慰め、明日への元気をくれるもの、それって「文化」じゃないんですかね。衣食住には関係ない贅沢なことですけど、でもそういうことに愛情や情熱をかけられることが、人間が動物とは違う、人間たる由縁ではないかと思います。

素晴しい文化、それにかけるたくさんの人たちの愛情と情熱を目にして、今回このようなことを思いました。
もちろん、自分も普段はこんなまじめなことを考えてるわけではなく、ただただゆるいことを考えて楽しみを享受している一般人の一人なんですけどね(^_^;) 普段は自分のことばっかりで精一杯で偉そうなことは言えませんです。
でもやっぱり、すばらしい文化をたくさんの人が自由に楽しめる世の中が続いてほしいと、心から思います。
プロフィール

netunn

Author:netunn
小瀬日記管理人です

カテゴリ
最新記事
最新コメント
リンク
ブロとも一覧

世界名作劇場雑記

TETO日記
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード